本プロジェクトに興味を持ってくださった皆さん、ありがとうございます。
ニシタチ歌集化プロジェクトを運営している「短歌で歩こう会」の久永です。
このページでは、このプロジェクトについて、少しだけ解説させてください。
歌集ってなに?
「歌集」という言葉、ご存じでしょうか? 馴染みのない方が大半かもしれません。
ここでいう「歌」とは、J-POPや歌謡曲のような音楽としての「歌」とはちょっとちがいます。
「歌」とは「短歌」のこと
そう、国語で習うアレです。
「じゃあ短歌ってなに?」とたずねると、たいていの人はこう答えます。
(^^)/「5・7・5のやつ!」
おしい! それは俳句です。
短歌は5・7・5・7・7です
7・7、忘れないであげてください。
「歌集」とは、この短歌を集めた詩集のような本のことを言います。
有名なところでいくと俵万智の「サラダ記念日」はまさに一世を風靡した「歌集」です。
どんなプロジェクト?
「歌集」がなにものかわかったところで、このプロジェクトのご紹介です。
ニシタチ歌集化プロジェクトは、
「宮崎の繁華街・ニシタチを、まるごと歌集にしてしまおう」
というイタズラみたいな企画です。
ある歌人が実際にニシタチを歩いて食べて作り上げた「ニシタチ産」の短歌をQRコードにして、街のいたるところに隠しています。
このQRコードを集めるスタンプラリーが
「ニシタチ短歌のスタンプラリー」
街中に隠された短歌を探しながら、みなさんにニシタチをぶらぶら歩きまわってもらいます。
たとえば、餃子のことを詠んだ歌があったとしたら
(`・ω・´)「きっとこのあたりに美味い餃子屋さんがあるにちがいない!」
とあたりをキョロキョロ見回すでしょう。そして餃子屋さんを見つけたとき、現実の世界と文学とが地続きになったような感覚になるかもしれません。
この、まるで歌集の中を歩き回っているような気分を味わってもらいたいのです。
「慣れ親しんだ街を足がかりに、短歌に興味を持ってほしい!」
「短歌を足がかりに、ニシタチをもっと好きになってほしい!」
大仰ですが、これが運営の(というか僕個人の)願いです。
歌集と化したニシタチの中をうろうろ歩いて、短歌を探してみませんか?
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