伊藤一彦 No.107/2024年4月16日【賞味期限】 人間の賞味期限は生きてゐる限りよと亡き母の春の声 人間の賞味期限は生きてゐる限りよと亡き母の春の声 ハルノ宵子の『隆明だもの』をまさに春の宵に読... 2024.04.16 伊藤一彦
乃上あつこ No.106/2024年4月15日【知】 缶詰の賞味期限の二年後のいくつかの我が知る桃の味 缶詰の賞味期限の二年後のいくつかの我が知る桃の味 この度は心からお悔やみ申し上げます。俵さんの... 2024.04.15 乃上あつこ
俵万智 No.105/2024年4月14日【知】 朝刊を開けばどれもどれもどれも父の知りえぬニュースと思う 朝刊を開けばどれもどれもどれも父の知りえぬニュースと思う 2ヶ月前に父を見送った。直後の大きな... 2024.04.14 俵万智
伊藤一彦 No.104/2024年4月13日【マシュマロ】 人麻呂は知れどマシュマロは知らざりし無骨の赤提灯族なりき 人麻呂は知れどマシュマロは知らざりし無骨の赤提灯族なりき 学生時代に村木道彦の「するだろう ぼ... 2024.04.13 伊藤一彦
乃上あつこ No.103/2024年4月12日【咲】 マシュマロのように咲いたらマシュマロのように溶けゆく春の夜の夢 マシュマロのように咲いたらマシュマロのように溶けゆく春の夜の夢 昨日の草太さんの文章「桜は淡々... 2024.04.12 乃上あつこ
久永草太 No.102/2024年4月11日【拒】 拒み難く抗い難く桜花散るなら咲いたのは無駄ですか 拒み難く抗い難く桜花散るなら咲いたのは無駄ですか 例年より遅かった桜の花も、雨風にさらされてず... 2024.04.11 久永草太
伊藤一彦 No.101/2024年4月10日【操】 操られることを拒んで男言ふ「自分の手は血塗られてゐます」 操られることを拒んで男言ふ「自分の手は血塗られてゐます」 オッペンハイマーの伝記映画をあつこさ... 2024.04.10 伊藤一彦
乃上あつこ No.100/2024年4月9日【誰】 冷酷な操り人形師の手つき見入る誰もが糸でつながれ 冷酷な操り人形師の手つき見入る誰もが糸でつながれ 間接的であればあるほど人は無意識で残酷になる... 2024.04.09 乃上あつこ
久永草太 No.99/2024年4月8日【鬼ごっこ】 いま誰が鬼かわからぬ鬼ごっこ走り疲れて停戦は来ず いま誰が鬼かわからぬ鬼ごっこ走り疲れて停戦は来ず ガザ開戦から半年が経った。パレスチナ問題を何... 2024.04.08 久永草太
俵万智 No.98/2024年4月7日【泥つき】 校庭に鬼ごっこする子どもらは声あげ走る泥つきの声 校庭に鬼ごっこする子どもらは声あげ走る泥つきの声 春、小学校の近くを通ると、元気な子どもたちの... 2024.04.07 俵万智