伊藤一彦

No.209/2024年7月27日【津田梅子】 津田梅子の五千円とまれ柴三郎の千円は彼らしくて爽やか

津田梅子の五千円とまれ柴三郎の千円は彼らしくて爽やか 知人の紹介で、相澤好治著『北里柴三郎と高木兼寛』...
久永草太

No.208/2024年7月26日【辺境】 辺境の小さな動物病院のレジへようこそ津田梅子さん

辺境の小さな動物病院のレジへようこそ津田梅子さん 7月3日に新札が発行されて三週間、北里柴三郎...
乃上あつこ

No.207/2024年7月25日【指・声】 指さきは辺境として漂えるわたしの声のささやくところ

指さきは辺境として漂えるわたしの声のささやくところ 指先はとても目につきやすい。手のひらから伸...
伊藤一彦

No.206/2024年7月24日【指】 透きとほるほどの白き指ものいはばいかなる声か聞きたしわれは

透きとほるほどの白き指ものいはばいかなる声か聞きたしわれは 指の歌といえば、塚本邦雄の「晴天に...
久永草太

No.205/2024年7月23日【ひとさし指】 麦茶飲む間は栞をやっていたそれがひとさし指に戻りぬ

麦茶飲む間は栞をやっていたそれがひとさし指に戻りぬ 指五本のうち、役割で名をつけられているのが...
乃上あつこ

No.204/2024年7月22日【白】 白黒の三十二鍵をいとしみてひとさし指でひくトイピアノ

白黒の三十二鍵をいとしみてひとさし指でひくトイピアノ 草太さん、ろかさんからのモノクロシリーズ...
福山ろか

No.203/2024年7月21日【しろ】 暗闇のもとにめくればどの本も真白きことを誰に告ぐべき

暗闇のもとにめくればどの本も真白きことを誰に告ぐべき 眠れない夜には、普通に眠くないときと脳が...
久永草太

No.202/2024年7月20日【誤差】 その猫を「しろくろ」と呼ぶじいちゃんと「さんぼんあし」と呼ぶ我の誤差

その猫を「しろくろ」と呼ぶじいちゃんと「さんぼんあし」と呼ぶ我の誤差 祖父(伊藤一彦ではなく、...
乃上あつこ

No.201/2024年7月19日【流】 誤差ほどの微差の重なる運命の川の流れに飛び交う蛍

誤差ほどの微差の重なる運命の川の流れに飛び交う蛍 葉室麟の小説『川あかり』の登場人物は、みな個...
伊藤一彦

No.200/2024年7月18日【わたし】 がうがうと流るる河に橋のなく渡し守をらぬ岸に立つ生(よ)か

がうがうと流るる河に橋のなく渡し守をらぬ岸に立つ生よか 西日本は梅雨末期の豪雨に襲われていると...
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