No.255/2024年9月11日【抱】 ひかりかぜあふれる秋よ藤棚に抱かれてあなたもわたしもまだら

久永草太
くじらさん
くじらさん

お誕生日特別企画! 9月12日、伊藤一彦の誕生日をお祝いして、「前の歌」と「伊藤一彦」の文字列から一語ずつ摘む「二語摘み」にみんなで挑戦します。

四季のうちで僕が一番好きなのは、まぎれもなく秋と思う。気候もいいし、鳥は渡りに備え始めて、果実は彼らのために結び、それらすべてに秋の日差しは優しい。みんな夏や冬ほど殺伐としていないような気がする。そういう季節に生まれた人だから、伊藤先生はこうも人を安心させるのかもしれない。明日は伊藤先生の誕生日。おめでとうございます。いい酒を飲み、いい歌を詠まれてください。

作者/久永草太(ひさながそうた)

1998年、宮崎市生まれ。宮崎西高文芸部で短歌を始める。宮崎大学在学中は宮崎大学短歌会で活動、第三十四回歌壇賞を受賞する。現在は牧水・短歌甲子園OBOG会「みなと」、「現代短歌 南の会」、「心の花」所属。獣医師。

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