No.216/2024年8月3日【かは】 千年も万年もなき大河(おほかは)のみづ剃りあとのやうに青く輝(て)る

伊藤一彦

去る7月28日は宮崎県国富町の短歌大会に川野里子さんが講師としてきてくれた。新歌集『ウォターリリー』(短歌研究社)が前川佐美雄賞を受賞したばかりである。当日、国富町役場の人の車で一緒に宮崎市から国富町に向かったのだが、途中で大淀川ぞいをを走った。そして、夏の熱い陽光に照らされた大淀川の輝く水面を二人してながめた。

作者/伊藤一彦(いとうかずひこ)

1943年、宮崎市生まれ。「心の花」会員。「現代短歌 南の会」代表。若山牧水記念文学館長。読売文学賞、寺山修司短歌賞、迢空賞、斎藤茂吉短歌文学賞など受賞多数。

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