No.145/2024年5月24日【街灯】 街灯の下の草生に夜は来ず葉緑体の勤労かなし

久永草太

昼は太陽光、夜は蛍光灯のあかりのもと、一日中光合成をしている、街灯の下の草、その葉緑体のみなさま、お勤めご苦労様です。酸素おいしいです。「24時間戦えますか」というコピーが流行した時代があったことを、自分の国のことながら遠くに思う。24時間戦えない僕は金曜が休日につき、今日はうんと朝寝をさせて頂きます。

作者/久永草太(ひさながそうた)

1998年、宮崎市生まれ。宮崎西高文芸部で短歌を始める。宮崎大学在学中は宮崎大学短歌会で活動、第三十四回歌壇賞を受賞する。現在は牧水・短歌甲子園OBOG会「みなと」、「現代短歌 南の会」、「心の花」所属。獣医師。

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