水切りのように心を伝えたい軽くて平らな言葉を選ぶ
水面を軽やかに、遠くまで弾んでゆく小石。水切りという遊びを見ていると、言葉もこんなふうにすれば、遠くまで届くのかなと思う。重い石は、どぼんと沈む。でこぼこした石は、回転がかからない。言葉も、重すぎず平易なほうが、うまくいくような気がする。
作者/俵万智(たわらまち)
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1962年、大阪生まれ。「心の花」会員。歌集に『サラダ記念日』『未来のサイズ』『アボガドの種』など。4月からNHK短歌、第二週の選者を務める。
水面を軽やかに、遠くまで弾んでゆく小石。水切りという遊びを見ていると、言葉もこんなふうにすれば、遠くまで届くのかなと思う。重い石は、どぼんと沈む。でこぼこした石は、回転がかからない。言葉も、重すぎず平易なほうが、うまくいくような気がする。
作者/俵万智(たわらまち)
1962年、大阪生まれ。「心の花」会員。歌集に『サラダ記念日』『未来のサイズ』『アボガドの種』など。4月からNHK短歌、第二週の選者を務める。
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