マシュマロのように咲いたらマシュマロのように溶けゆく春の夜の夢
昨日の草太さんの文章「桜は淡々と自分のために散っていく」がとても印象に残った。「桜の業務」という捉え方もおもしろい。桜といえば俵万智さんの歌「さくらさくらさくら咲き初め咲き終りなにもなかったような公園」が大好きだ。華やぎと喪失の対比の見事さにしびれる。桜の花もマシュマロも儚くて無駄にも思えるが、やはり必要なものだと思う。先日4月6日はマシュマロの日だったので、私はみんなにいちご味のマシュマロを配った。
作者/乃上あつこ(のがみあつこ)
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1976年、横浜市生まれ。東京女子大学文理学部卒。中国留学を経て現在は銀座の美容施設に勤務。2014年から短歌を始め、第三十一回玲瓏賞受賞。現在は玲瓏、現代短歌南の会「梁」、牧水研究会に所属。
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