ひらがなを書くのが苦手「ふ」が苦手どれも不服に顔そむけおり
小生、生まれながらの悪筆につき、文字を書くと自動で暗号化される。自分でも読めない。「ひらがなを書くのが」苦手だと詠んだが、嘘である。カタカナも漢字も皆等しく苦手である。ただ、中でもひらがなは悪筆が殊に幼稚に見えていけない。小学生が書いたようなカルテを次々に生み出し、同僚の皆様には大変なご迷惑をおかけしている。
作者/久永草太(ひさながそうた)
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1998年、宮崎市生まれ。宮崎西高文芸部で短歌を始める。宮崎大学在学中は宮崎大学短歌会で活動、第三十四回歌壇賞を受賞する。現在は牧水・短歌甲子園OBOG会「みなと」、「現代短歌 南の会」、「心の花」所属。獣医師。
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