No.66/2024年3月6日【みなかみ】 ひとしずく 牧水の声がみなかみの渓(たに)ふるわせて生まれおちる歌

乃上あつこ

昨日の歌の通り、みなかみの魅力は尽きない。行くたびに出会う自然の美しさと人びとの温かさがある。牧水は歩きながら、歌をくちずさみ、新たな歌を詠んだ。ちょうど一年前の今日、みなかみ町猿ヶ京温泉で歌碑除幕式があった。その牧水の歌「高き橋此処にかゝれりせまりあふ岩山の峡のせまりどころに」(『山櫻の歌』)

作者/乃上あつこ(のがみあつこ)

1976年、横浜市生まれ。東京女子大学文理学部卒。中国留学を経て現在は銀座の美容施設に勤務。2014年から短歌を始め、第三十一回玲瓏賞受賞。現在は玲瓏、現代短歌南の会「梁」、牧水研究会に所属。

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