みなかみの弥生の雪の見てる夢ごめん私はまだわかってない
群馬県みなかみ町の第7回「若山牧水紀行短歌大会」から昨日宮崎に帰ってきた。入賞作品の表彰式の他に、牧水についてのト-クがあった。俵万智さん、小島なおさんという、すばらしい歌人が牧水の歌と人の根源を語ってくれた。牧水は二度みなかみ町を訪れ、名歌と紀行文を残している。牧水と同じく、みなかみ町の自然と人間に心惹かれているわたしだが、その魅力を充分にまだわかっていない。また行きたい。
作者/伊藤一彦(いとうかずひこ)

1943年、宮崎市生まれ。「心の花」会員。「現代短歌 南の会」代表。若山牧水記念文学館長。読売文学賞、寺山修司短歌賞、迢空賞、斎藤茂吉短歌文学賞など受賞多数。
コメント