No.42/2024年2月11日【隠さず】 隠さずに見てほしかったの鰐の私 さよならヒコホホデミノミコトよ

伊藤一彦

豊玉姫曰く「見るなとあなたに一応言ったけど、本心は本当の姿をみてほしかったの。それがまさか逃げ出すとは。二人の関係はそんなものだったの。でも Ejaculate  Responsibly だけは果たしてね」。 生まれた子どもはウガヤノフキアエズノミコト。その子が神武天皇で、後に今日2月11日に即位したという神話。

作者/伊藤一彦(いとうかずひこ)

1943年、宮崎市生まれ。「心の花」会員。「現代短歌 南の会」代表。若山牧水記念文学館長。読売文学賞、寺山修司短歌賞、迢空賞、斎藤茂吉短歌文学賞など受賞多数。

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