聴くことは耳の特権ではなくて心音にほら手を当ててみて
心雑音はLevine分類といって、進行具合で6段階にレベル分けされている。Ⅲ度は聴診器で聴取できる最大の雑音。さらに程度が進むとⅣ度、すなわち聴診器で聴かずとも、手を胸に当てただけで雑音のザラっとした感覚(スリル、という)が触知できるレベルになる。そういう犬猫に遭遇すると、こちらの心臓に悪い。
作者/久永草太(ひさながそうた)
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1998年、宮崎市生まれ。宮崎西高文芸部で短歌を始める。宮崎大学在学中は宮崎大学短歌会で活動、第三十四回歌壇賞を受賞する。現在は牧水・短歌甲子園OBOG会「みなと」、「現代短歌 南の会」、「心の花」所属。獣医師。
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