思い出は大変お熱くなっており危険です手を触れないように
「思い出補正」というネット発の言葉がある。記憶が実際よりも美化されてしまうことを言う。現実を知ってがっかりするくらいならいっそ思い出は思い出のままにした方が幸せかもしれない。さて、高校の時の文芸部誌を発掘してしまったが、いかにしよう。
作者/久永草太(ひさながそうた)
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1998年、宮崎市生まれ。宮崎西高文芸部で短歌を始める。宮崎大学在学中は宮崎大学短歌会で活動、第三十四回歌壇賞を受賞する。現在は牧水・短歌甲子園OBOG会「みなと」、「現代短歌 南の会」、「心の花」所属。獣医師。
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