No.15/2024年1月15日【腐敗】 発酵と腐敗の境この人の愚痴はしばしば後者のにおい

久永草太

微生物の働きによって食品などが変化するとき、人間にとって有用なものを発酵、有害なものを腐敗と呼ぶ。微生物にとってはただ生きているだけなのだから、人間都合もいいとこである。人間関係の堕落はときに「腐敗」と比喩されるが、発酵する人間関係もあるのだろうか。

作者/久永草太(ひさながそうた)

1998年、宮崎市生まれ。宮崎西高文芸部で短歌を始める。宮崎大学在学中は宮崎大学短歌会で活動、第三十四回歌壇賞を受賞する。現在は牧水・短歌甲子園OBOG会「みなと」、「現代短歌 南の会」、「心の花」所属。獣医師。

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