No.12/2024年1月12日【線上】 G線上のアリアのように少しずつ膨らんできたスポンジケーキ

久永草太

G線とはバイオリンの弦のうち最も低い音の出る一本の名称らしい。「G線上のアリア」はG線だけで弾けるように編曲されているそう。短歌の題詠やこの「いちごつみ」のように、自らに足枷をして楽しむようなマゾヒズムは、どの芸術分野にも存在するのかもしれない。

作者/久永草太(ひさながそうた)

1998年、宮崎市生まれ。宮崎西高文芸部で短歌を始める。宮崎大学在学中は宮崎大学短歌会で活動、第三十四回歌壇賞を受賞する。現在は牧水・短歌甲子園OBOG会「みなと」、「現代短歌 南の会」、「心の花」所属。獣医師。

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