乗り合わせたエレベーターは宇宙へと打ち上げられるロケットでした
久永さんの快進撃が止まりません。歌集のダブル受賞+戯曲の受賞=トリプル受賞おめでとうございます!牧水顕彰や短歌大会、牧水・短歌甲子園など宮崎は短歌先進国。久永さんの今回の受賞で、短歌県として宮崎は完成形を迎えたように思います。私はたまたま乗ったエレベーターに、久永さんと伊藤先生が乗っていて、途中で山下さんもひょっこり合流し、さらに上へ上へとどんどん昇っていくなぁ~と思っていたら、それはロケット「いちごつみ」号で、宇宙へついて行ってしまったような気持ちです。同じクルーとして自分のことのようにうれしいです。歌集『命の部首』の中の連作「デコポン」は、私たちを宇宙へ連れて行ってくれる作品。この先も多くの読者に、久永さんの歌で新しい世界を見せていってください。
作者/乃上あつこ(のがみあつこ)

1976年、横浜市生まれ。東京女子大学文理学部卒。中国留学を経て現在は銀座の美容施設に勤務。2014年から短歌を始め、第三十一回玲瓏賞受賞。現在は玲瓏、現代短歌南の会「梁」、牧水研究会に所属。
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