気に入りのぐい飲みと酒たづさへてたづね桜の花と酌まばや
健康そのものに見える山下さんなので、びっくりした歌ですが、ご自愛あれ。今は花見の季節、花見酒としゃれ込みたいところ。人けの無い静かな場所の桜のハナと酌み交わしたい。最近、とてもいい陶房「風姿」のぐい飲みをいただたので、このぐい飲みと銘酒少しを持って出かけよう。
作者/伊藤一彦(いとうかずひこ)
1943年、宮崎市生まれ。「心の花」会員。「現代短歌 南の会」代表。若山牧水記念文学館長。読売文学賞、寺山修司短歌賞、迢空賞、斎藤茂吉短歌文学賞など受賞多数。
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