手をつなぎ歩く行為は転倒時受け身がとれず恋は危険です
今日27歳になった。ハッピーバースデー、自分。昨日の伊藤先生に「狡しない若きに恋ができるのか」と問われたが、どうなんだろう。自分の場合は単に向いていないからしていないだけなのだが、類は友を呼ぶのか、友人たちの浮いた話もあまり聞かない。相撲と似ていて、他人がやっているのを観戦するのは楽しいけれど、「お好きならぜひ実際にどすこいしましょう、相撲部屋紹介しますよ」とか言われても困ってしまう。でもやはり見聞きする分には楽しいので、誰か誕生日プレゼントに浮いたどすこい話を持ってきてくれないかなあ。
作者/久永草太(ひさながそうた)

1998年、宮崎市生まれ。宮崎西高文芸部で短歌を始める。宮崎大学在学中は宮崎大学短歌会で活動、第三十四回歌壇賞を受賞する。現在は牧水・短歌甲子園OBOG会「みなと」、「現代短歌 南の会」、「心の花」所属。獣医師。
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