No.436/2025年3月11日【つゆも】 十三年半かけつゆもとりだせぬデブリ一体どうなる廃炉

伊藤一彦

東日本大震災から一四年である。東電福島第一原発で溶け落ちた燃料デブリの取り出しが始まっている。新聞報道によると、これまで取り出せたのはなんと全体の12億分の1という。ほとんどとりだせていないということだ。困難きわまりない作業らしい。そもそもそんな原発をつくったことの責任が問われる。

作者/伊藤一彦(いとうかずひこ)

1943年、宮崎市生まれ。「心の花」会員。「現代短歌 南の会」代表。若山牧水記念文学館長。読売文学賞、寺山修司短歌賞、迢空賞、斎藤茂吉短歌文学賞など受賞多数。

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