破壊神誤字ラのビーム直撃し被害を受けた化膿性あり
パソコンやスマホの予測変換は便利で、医学系の専門用語も何度か使うとすぐに覚えてくれる。それはいいのだが、「腫瘤」と「主流」、「細菌」と「最近」、「血行」と「結構」などなど、同音異義語が紛れ込んでしまって、歌評やエッセイなどの原稿がやけに血生臭くなることがある。長い文章のときは「誤字ラ討伐お願いします!」と言って友達にチェックしてもらっている。
作者/久永草太(ひさながそうた)

1998年、宮崎市生まれ。宮崎西高文芸部で短歌を始める。宮崎大学在学中は宮崎大学短歌会で活動、第三十四回歌壇賞を受賞する。現在は牧水・短歌甲子園OBOG会「みなと」、「現代短歌 南の会」、「心の花」所属。獣医師。
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