No.408/2025年2月11日【うまき】 遠山のガトーショコラに雪ふれば神にもうまきおやつの時間

久永草太

通勤中に遠くの山を見ると、わずかながら冠雪しているようで、黒い山肌に粉砂糖のような雪、さながらガトーショコラのようだ。ところでこの場を借りて白状しようと思うのだが、僕はチョコが苦手だ。甘いものは大好きなのだが、チョコは苦味が舌にまとわりついてどうにも……。それを言い出せないまま、乃上さんから何度かチョコのお菓子(見るからにいいやつ)を頂いており、いつ言おう、いつ言おう、とずるずる本日まで来てしまった。今までに頂いたチョコは、ホワイトチョコだけおいしくつまんで、あとはチョコ好きの友達や家族に上納させて頂いております。乃上さん隠していてごめんなさい。でもぜんぶ心から嬉しかったです。

作者/久永草太(ひさながそうた)

1998年、宮崎市生まれ。宮崎西高文芸部で短歌を始める。宮崎大学在学中は宮崎大学短歌会で活動、第三十四回歌壇賞を受賞する。現在は牧水・短歌甲子園OBOG会「みなと」、「現代短歌 南の会」、「心の花」所属。獣医師。

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