No.396/2025年1月30日【織】 旅人が異国模様を織りまぜて銀座通りは春節の帯

乃上あつこ

昨日は旧暦の元日で、この時期は一層多くの外国人観光客が銀座を訪れています。日本人に比べてカラフルな服装をしている人々が通りにあふれて、賑やかな一週間となっています。今日宮崎では、若山牧水賞授賞式が行われますね。大辻隆弘さん、高山邦男さんおめでとうございます。小島ゆかりさん、片山佳代子さん、伊藤先生も加わったトークイベントも楽しみですね。牧水にも銀座の歌がいくつかあります。「われと身のさびしきときに眺めやる春の銀座の大通りかな」(『砂丘』) 牧水が今の銀座を歌ったらどんな歌になるでしょうか、興味深いです。

作者/乃上あつこ(のがみあつこ)

1976年、横浜市生まれ。東京女子大学文理学部卒。中国留学を経て現在は銀座の美容施設に勤務。2014年から短歌を始め、第三十一回玲瓏賞受賞。現在は玲瓏、現代短歌南の会「梁」、牧水研究会に所属。

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