地の底に五ヶ月ねむりまた醒める記憶のように震度五弱は
先日、宮崎をまた地震が襲った。地震速報よりも先に家じゅうがビシビシと軋んで、何事かと思ううちに横揺れが始まった。昨年8月の地震との関連が言われている。日向灘沖のプレートの前回の「割れ残り」が今回割れた、と指摘する専門家もいた。長い目で見ると繋がっている地震と地震に、地球の記憶のようなものを感じた。
作者/久永草太（ひさながそうた）
1998年、宮崎市生まれ。宮崎西高文芸部で短歌を始める。宮崎大学在学中は宮崎大学短歌会で活動、第三十四回歌壇賞を受賞する。現在は牧水・短歌甲子園OBOG会「みなと」、「現代短歌 南の会」、「心の花」所属。獣医師。
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