No.377/2025年1月11日【いたづら】 年取るをいたづらのごとたのしめる老いのお酒よ金粉うかべ

伊藤一彦

今日は「心の花」東京歌会の新年歌会・懇親会。久永さんは上京して出席の予定なので、今夜はお酒を仲間と楽しむことだろう。私は明日は宮崎市で市制100周年記念行事で堺雅人さんと公開対談する予定。久しぶりの対談で胸がわくわくする。堺さんと私が出会ったのは35年前で、私は46歳だった。今の堺さんより若かったのだ。今年9月で私は満82歳になるが、積極的に「年取る」こととをしたい。次女から贈られた宮城県大崎市の金箔酒「伯楽星」を少しずつ飲みながらそう思っている。

作者/伊藤一彦(いとうかずひこ)

1943年、宮崎市生まれ。「心の花」会員。「現代短歌 南の会」代表。若山牧水記念文学館長。読売文学賞、寺山修司短歌賞、迢空賞、斎藤茂吉短歌文学賞など受賞多数。

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