止める人なき大統領 牙も爪もまさに虎なる獣暴力の世か
アメリカの大統領選挙はトランプ氏が当選した。選挙に不正が無い限り、民主主義が選んだ大統領である。さてこれから4年間、アメリカと世界はどうなっていくか。議会は上院も下院も共和党が多数だという。長官や重要な役職はトランプ信者ばかりのようだ。政治家に一番大切なのは自分と違った意見に耳を傾ける姿勢だろう。そうでなければ、独裁者であり、自分の欲望を満たすことだけを考える野獣だ。またトランプ氏はバイデン大統領が掲げていた銃規制に反対している。「銃暴力」が深刻化することを恐れる。
作者/伊藤一彦(いとうかずひこ)
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1943年、宮崎市生まれ。「心の花」会員。「現代短歌 南の会」代表。若山牧水記念文学館長。読売文学賞、寺山修司短歌賞、迢空賞、斎藤茂吉短歌文学賞など受賞多数。
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