アイロンで確かに皺は消えるけどなんて面倒臭い生き物
昨日の吉川さんの「神武さま」の話を読んで、高校の頃を思い出す。神武さまの日がちょうど防衛医大の入試と重なっており、力試しでみんな受験させられていた。難関なので全く歯が立たず、しょんぼりしながら帰りに出店のたこ焼きを買ったことを覚えている。あとは、受験会場でスタッフをしていた自衛官の方々のピシッとした制服姿も記憶に残っている。ちゃんと毎日アイロンをかけていらっしゃるのだろう。僕にとってはアイロンがけが一番面倒な家事だと言っても過言ではなく、激務の中でもあんなにピシッとされていて、尊敬である。
作者/久永草太(ひさながそうた)
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1998年、宮崎市生まれ。宮崎西高文芸部で短歌を始める。宮崎大学在学中は宮崎大学短歌会で活動、第三十四回歌壇賞を受賞する。現在は牧水・短歌甲子園OBOG会「みなと」、「現代短歌 南の会」、「心の花」所属。獣医師。
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