伊藤一彦

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No.324/2024年11月19日【変はらない】 さすが知の国のフランスの諺(ことわざ)ぞ「変はれば変はるほど変はらない」

さすが知の国のフランスの諺ことわざぞ「変はれば変はるほど変はらない」 いつも胸に秘めていること...
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No.321/2024年11月16日【止め】 止める人なき大統領 牙も爪もまさに虎なる獣暴力の世か

止める人なき大統領 牙も爪もまさに虎なる獣暴力の世か アメリカの大統領選挙はトランプ氏が当選し...
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No.318/2024年11月13日【尾】 逝く秋の玄界灘の風の尾に切られつつ壱岐に曾良を偲べり

逝く秋の玄界灘の風の尾に切られつつ壱岐に曾良を偲べり 先週の週末に壱岐を訪れた。国民文化祭の「...
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No.312/2024年11月7日【ただれ】 たましひがただれてゐたのか精神科にしげく通ひしかの冬のころは

たましひがただれてゐたのか精神科にしげく通ひしかの冬のころは 五年前である。晩秋のころから不眠...
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No.309/2024年11月4日【大銀杏】 大銀杏ふらす言の葉きらめくを見つめゐるのみ読みあたはざる

大銀杏ふらす言の葉きらめくを見つめゐるのみ読みあたはざる わすれられない大銀杏の樹がいくつかあ...
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No.306/2024年11月1日【はろう】 破漏有(はろう)の身なるにんげんのあふれゐる街に悪魔はおそれ近づかず

破漏有はろうの身なるにんげんのあふれゐる街に悪魔はおそれ近づかず 昨日のハロウィンは渋谷をはじ...
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No.303/2024年10月29日【犀】 川が人はぐくむ力知らるべし金沢のまち流るる犀川

川が人はぐくむ力知らるべし金沢のまち流るる犀川 かつて金沢をおとずれたとき、兼六園よりも印象に...
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No.300/2024年10月26日【耳】 耳談合したき人ある秋のよる重吉さんもその中の一人

耳談合したき人ある秋のよる重吉さんもその中の一人 しずかな秋の夜、耳もとに口を近づけて誰かにさ...
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No.297/2024年10月23日【剝がれ】 重吉の琴のなつかし 悪さしてゐてもゐなくても剥がれゆく秋

重吉の琴のなつかし 悪さしてゐてもゐなくても剥がれゆく秋 八木重吉の詩を愛読していたことがある...
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No.291/2024年10月17日【回転】 白か黒か唾とばしつつあらそふは回転焼のあんこの話

白か黒か唾とばしつつあらそふは回転焼のあんこの話 乃上さんの「今川焼」の文章、おいしくておもし...
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