伊藤一彦

伊藤一彦

No.354/2024年12月19日【鹿】 夜深きにきいんきいんと鳴く鹿の声よかなしも雌雄とふいのち

夜深きにきいんきいんと鳴く鹿の声よかなしも雌雄とふいのち 鹿の声は『万葉集』に詠まれ、その伝統...
伊藤一彦

No.351/2024年12月16日【カレーの香】 カレーの香キリンの黄いろ草くしやくしや毛のけむけむに恋よ来い来い

カレーの香キリンの黄いろ草くしやくしや毛のけむけむに恋よ来い来い 乃上さんの歌も文章もおもしろ...
伊藤一彦

No.348/2024年12月13日【結婚】 結婚は直線、曲線、はた波線、折線、螺線、渦線 いづれ

結婚は直線、曲線、はた波線、折線、螺線、渦線 いづれ 乃上さん、久永さんとわたし3人が久しぶり...
伊藤一彦

No.345/2024年12月10日【スリー】 君ときには外に行きたいかクロゼットの奥にねむれるスリーピース君

君ときには外に行きたいかクロゼットの奥にねむれるスリーピース君 父は着るものに無頓着で、母はお...
伊藤一彦

No.342/2024年12月7日【さいえん】 再縁の教へ子のよき妻を得て不承にあらぬ婦唱夫随よ

再縁の教へ子のよき妻を得て不承にあらぬ婦唱夫随よ 今日は第23回の「全国ふれあい短歌大会」であ...
伊藤一彦

No.339/2024年12月4日【かがみ】 死後もなほかがみの父よ及ばざる息子のわれはただ日なたぼこ

死後もなほかがみの父よ及ばざる息子のわれはただ日なたぼこ 12月に入りさすがに宮崎も寒くなって...
伊藤一彦

No.336/2024年12月1日【ねむ】 生(よ)の終りしきりに雪を口にしてねむりけりとふ藤原俊成

生よの終りしきりに雪を口にしてねむりけりとふ藤原俊成 昨日は藤原俊成の忌日だった。息子の定家は...
伊藤一彦

No.333/2024年11月28日【徳利】 徳利と言へばタートルネックとぞ 海亀はわれきらひならねど

徳利と言へばタートルネックとぞ 海亀はわれきらひならねど 福岡女学院の短歌コンクールは全国から...
伊藤一彦

No.330/2024年11月25日【川・鷺】 会いたしと言へば来るなと拒まれつ川の辺に鷺とともに棲む人に

会いたしと言へば来るなと拒まれつ川の辺に鷺とともに棲む人に 歌集『鷺の書』の著者の築地正子は東...
伊藤一彦

No.327/2024年11月22日【ラフ】 「どんなバラの詩よりもバラの花がいいよ」ラフなシャツ着て谷川さんは

「どんなバラの詩よりもバラの花がいいよ」ラフなシャツ着て谷川さんは 谷川俊太郎さんの訃報が届い...
タイトルとURLをコピーしました