伊藤一彦

No.303/2024年10月29日【犀】 川が人はぐくむ力知らるべし金沢のまち流るる犀川

川が人はぐくむ力知らるべし金沢のまち流るる犀川 かつて金沢をおとずれたとき、兼六園よりも印象に...
乃上あつこ

No.302/2024年10月28日【N】 N極がまだしばらくは北を指す金木犀の同じ揺れ幅

N極がまだしばらくは北を指す金木犀の同じ揺れ幅 N極とS極の磁極が入れ替わる「ポールシフト」が...
吉川宏志

No.301/2024年10月27日【談合】 談合は悪やない、無駄な争いが無(の)うなる、とN社長言いにき

談合は悪やない、無駄な争いが無のうなる、とN社長言いにき ○○市からの仕事を、地元の数社で入札...
伊藤一彦

No.300/2024年10月26日【耳】 耳談合したき人ある秋のよる重吉さんもその中の一人

耳談合したき人ある秋のよる重吉さんもその中の一人 しずかな秋の夜、耳もとに口を近づけて誰かにさ...
乃上あつこ

No.299/2024年10月25日【羽】 耳の奥の泉できみは戯れる 触れえぬままに愛が毛羽立つ

耳の奥の泉できみは戯れる 触れえぬままに愛が毛羽立つ 先日、吉川鮎太監督の映画『SOUND o...
久永草太

No.298/2024年10月24日【悪】 反出生主義に夕映え 悪意なく羽化するキオビエダシャクきれい

反出生主義に夕映え 悪意なく羽化するキオビエダシャクきれい その名の通り、黄色い帯模様に光沢の...
伊藤一彦

No.297/2024年10月23日【剝がれ】 重吉の琴のなつかし 悪さしてゐてもゐなくても剥がれゆく秋

重吉の琴のなつかし 悪さしてゐてもゐなくても剥がれゆく秋 八木重吉の詩を愛読していたことがある...
乃上あつこ

No.296/2024年10月22日【確か】 ネイルから剥がれた枯葉を確かめる膝裏ゆっくり冷えてゆく夜

ネイルから剥がれた枯葉を確かめる膝裏ゆっくり冷えてゆく夜 草太さんが家事を自分でやっていること...
久永草太

No.295/2024年10月21日【面】 アイロンで確かに皺は消えるけどなんて面倒臭い生き物

アイロンで確かに皺は消えるけどなんて面倒臭い生き物 昨日の吉川さんの「神武さま」の話を読んで、...
おしらせ

いちごつみ9月の短歌ふりかえり

大変お待たせしました。9月の歌の振り返り&特別ゲスト大森さんからのメッセージ、一挙大放出です! 9月の歌のアーカ...
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