伊藤一彦

伊藤一彦

No.83/2024年3月23日【曲】 俊寛を見捨てし二人に戦(おのの)きき倉田百三の戯曲「俊寛」

俊寛を見捨てし二人に戦おののきき倉田百三の戯曲「俊寛」 高校時代といえば、六十数年前になるが、...
伊藤一彦

No.80/2024年3月20日【ひらがな】 ひらがなのあはさあやふさに身と心まかせ緋色の村木道彦

ひらがなのあはさあやふさに身と心まかせ緋色の村木道彦 村木道彦氏が3月3日に81歳で亡くなった...
伊藤一彦

No.77/2024年3月17日【母】 カラフルなケーキのちらし壁に貼りにらんでゐたる百歳の母

カラフルなケーキのちらし壁に貼りにらんでゐたる百歳の母 母は甘い物が大好きで、そのためか糖尿病...
伊藤一彦

No.74/2024年3月14日【築】 築三百万年の宮崎平野に住む築八十年の我はちくちく

築三百万年の宮崎平野に住む築八十年の我はちくちく 26歳の草太さんの「築二十六年」の表現が面白...
伊藤一彦

No.71/2024年3月11日【花】 「花は咲く」と歌ひ歌はせて花咲けりや原発避難者に帰還住民に

「花は咲く」と歌ひ歌はせて花咲けりや原発避難者に帰還住民に 東日本震災から13年の今日である。...
伊藤一彦

No.68/2024年3月8日【別れ】 別れしも別れられしも人はみなどこにゐたれど銀河系の中

別れしも別れられしも人はみなどこにゐたれど銀河系の中 「ファークライ」に行きたかったが、間に合...
伊藤一彦

No.65/2024年3月5日【弥生】 みなかみの弥生の雪の見てる夢ごめん私はまだわかってない

みなかみの弥生の雪の見てる夢ごめん私はまだわかってない 群馬県みなかみ町の第7回「若山牧水紀行...
伊藤一彦

No.62/2024年3月2日【脚】 凍(こご)えてる脚を羽毛の中の嘴(はし)も脚も一瞬たりとも忘れず

凍こごえてる脚を羽毛の中の嘴はしも脚も一瞬たりとも忘れず 寒冷地では特に鶴などが一本足で立って...
伊藤一彦

No.60/2024年2月29日【骨】 身の死にてしまへば「骨(コツ)」だ生きて動く身を支へゐるときは「骨(ほね)」なのに

身の死にてしまへば「骨コツ」だ生きて動く身を支へゐるときは「骨ほね」なのに 「骨(コツ)」を広...
伊藤一彦

No.57/2024年2月26日【売】 わが子すらにくむことあるとうたひたる人に売犬愛(いとし)める歌

わが子すらにくむことあるとうたひたる人に売犬愛いとしめる歌 昨日は斎藤茂吉の命日だった。混沌が...
タイトルとURLをコピーしました