2025-03

乃上あつこ

No.446/2025年3月21日【長】 長々と笛ふくように流れたり春には春の雲の音色で

長々と笛ふくように流れたり春には春の雲の音色で 佐土原茄子はとってもおいしい。私はフライパンで...
伊藤一彦

No.445/2025年3月20日【茄子】 長身の佐土原茄子を手にとりて作り手の身を想ひたのしむ

長身の佐土原茄子を手にとりて作り手の身を想ひたのしむ 佐土原ナスとは宮崎の伝統野菜である。一度...
久永草太

No.444/2025年3月19日【天丼】 終わりゆく愛を捧ぐよ天丼のあぶらじっくりふくめる茄子へ

終わりゆく愛を捧ぐよ天丼のあぶらじっくりふくめる茄子へ いい牛肉は二切れでよく、カツ丼はすでに...
乃上あつこ

No.443/2025年3月18日【虹】 天丼の頂にかかる一本の大海老の虹ふちをはみ出す

天丼の頂にかかる一本の大海老の虹ふちをはみ出す 天丼の花形はやはり海老だろう。海老があるかない...
伊藤一彦

No.442/2025年3月17日【胸に】 それぞれが胸に秘めもつ色のよしたとへばはるかなる虹の色

それぞれが胸に秘めもつ色のよしたとへばはるかなる虹の色 空にかかる美しい虹が虫偏の漢字なのを、...
小島ゆかり

No.441/2025年3月16日【まと】 青のそら胸にひろがり明日ゆく日向の旅の荷がまとまらず

青のそら胸にひろがり明日ゆく日向の旅の荷がまとまらず あるときは、セーターを着て行ったら宮崎の...
乃上あつこ

No.440/2025年3月15日【持】 シュレッダー五袋分の十年をまとめて経理の持田さん去る

シュレッダー五袋分の十年をまとめて経理の持田さん去る 3月は去る人が多い。同じ事業部で働いた持...
伊藤一彦

No.439/2025年3月14日【いちいち】 ダレヤミをまさかいちいちとは思ふまい要はこころの持ち方しだい

ダレヤミをまさかいちいちとは思ふまい要はこころの持ち方しだい 宮崎弁でダレヤミは晩酌を意味する...
久永草太

No.438/2025年3月13日【いちいち】 風呂、炊事、歯磨きいちいち面倒ないちいち達が織りなす日々は

風呂、炊事、歯磨きいちいち面倒ないちいち達が織りなす日々は ありきたりな言い方をすれば、毎日同...
乃上あつこ

No.437/2025年3月12日【年】 この春もサンテンイチイチ巡りきて年ごと増えるいちごの品種

この春もサンテンイチイチ巡りきて年ごと増えるいちごの品種 「東日本大震災がきっかけでTwitt...
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