2025-02

伊藤一彦

No.425/2025年2月28日【生きもの】 「すみません 回送中です」生きもののごとくにバスが謝り走る

「すみません 回送中です」生きもののごとくにバスが謝り走る 宮崎の人は見慣れているが、圏外から...
乃上あつこ

No.424/2025年2月27日【帰・車】 見合わせの快速あきらめ各停で帰る 電車も生きものである

見合わせの快速あきらめ各停で帰る 電車も生きものである 電車は時に運転見合わせとなる。私はいつ...
久永草太

No.423/2025年2月26日【枯野】 三台の自転車がまつ三人の冒険帰り風の枯野に

三台の自転車がまつ三人の冒険帰り風の枯野に 子ども用自転車が並んでとまっていて、しかし子どもの...
伊藤一彦

No.422/2025年2月25日【月】 茂吉見し根源の代の月の光われは枯野にあくがれて待つ

茂吉見し根源の代の月の光われは枯野にあくがれて待つ 今日は茂吉忌である。斎藤茂吉は昭和28年2...
乃上あつこ

No.421/2025年2月24日【大き】 思い出より大きなライスコロッケが卓に月面着陸をせり

思い出より大きなライスコロッケが卓に月面着陸をせり Amazonの箱って大きくて、倉庫の空気ご...
小島ゆかり

No.420/2025年2月23日【箱】 早春のそら晴れわたりまたしても大きすぎるAmazonの箱

早春のそら晴れわたりまたしても大きすぎるAmazonの箱 文庫本を3冊買っただけなのに、またし...
伊藤一彦

No.419/2025年2月22日【蜂】 この冬の元気の素(もと)かはかりしれぬ蜂のはたらきの金の箱みつ

この冬の元気の素もとかはかりしれぬ蜂のはたらきの金の箱みつ 去年のくれ、福岡の知人から箱みつを...
乃上あつこ

No.418/2025年2月21日【爛】 爛れには甘さもあって金柑を蜂蜜で煮る夕べの厨

爛れには甘さもあって金柑を蜂蜜で煮る夕べの厨 「爛」は光輝く様子を表す一方で、くたくたに煮ると...
久永草太

No.417/2025年2月20日【爛々】 目の光以外に「爛々」使えぬかじっと見つめつ祖父の頭(つぶり)を

目の光以外に「爛々」使えぬかじっと見つめつ祖父の頭つぶりを たとえば、「膀胱」という単語でしか...
伊藤一彦

No.416/2025年2月19日【振りまはす】 振りまはすといへばこやつだ爛々と目をぎらつかせ偽薬(プラセボ)を撒く

振りまはすといへばこやつだ爛々と目をぎらつかせ偽薬プラセボを撒く 宮崎国際音楽祭でムーティの指...
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