久永草太 No.335/2024年11月30日【抱きしめられて】 幾重にも抱きしめられて白菜の真中にやわくねむる白菜 幾重にも抱きしめられて白菜の真中にやわくねむる白菜 白菜がその中にある小さな白菜を抱きしめる形... 2024.11.30 久永草太
乃上あつこ No.334/2024年11月29日【海亀】 満月につよく抱きしめられているわたしは海亀 涙をながす 満月につよく抱きしめられているわたしは海亀 涙をながす とっくりのセーターは首まで暖かいくて、... 2024.11.29 乃上あつこ
伊藤一彦 No.333/2024年11月28日【徳利】 徳利と言へばタートルネックとぞ 海亀はわれきらひならねど 徳利と言へばタートルネックとぞ 海亀はわれきらひならねど 福岡女学院の短歌コンクールは全国から... 2024.11.28 伊藤一彦
久永草太 No.332/2024年11月27日【らめ】 燗徳利の口より垂れし一滴の酒こそ知らめ冬のさみしさ 燗徳利の口より垂れし一滴の酒こそ知らめ冬のさみしさ 先日、宮崎大学の中村佳文先生と『キマイラ文... 2024.11.27 久永草太
乃上あつこ No.331/2024年11月26日【会いた】 「会いたい」に返す「会えない」ラメ糸で縁取りをするLINEの会話 「会いたい」に返す「会えない」ラメ糸で縁取りをするLINEの会話 「会いたい」と思うことは、会... 2024.11.26 乃上あつこ
伊藤一彦 No.330/2024年11月25日【川・鷺】 会いたしと言へば来るなと拒まれつ川の辺に鷺とともに棲む人に 会いたしと言へば来るなと拒まれつ川の辺に鷺とともに棲む人に 歌集『鷺の書』の著者の築地正子は東... 2024.11.25 伊藤一彦
今日の短歌 No.329/2024年11月24日【朝】 瑕(きず)のない朝の光が射している もう川に立つ鷺のあたまに 瑕きずのない朝の光が射している もう川に立つ鷺のあたまに 地球温暖化は、ある限界を超えると、も... 2024.11.24 今日の短歌吉川宏志
乃上あつこ No.328/2024年11月23日【どんな】 どんな朝もつながっていると思うとき知らないわたしが遠くふり向く どんな朝もつながっていると思うとき知らないわたしが遠くふり向く 谷川俊太郎さんの詩「朝のリレー... 2024.11.23 乃上あつこ
伊藤一彦 No.327/2024年11月22日【ラフ】 「どんなバラの詩よりもバラの花がいいよ」ラフなシャツ着て谷川さんは 「どんなバラの詩よりもバラの花がいいよ」ラフなシャツ着て谷川さんは 谷川俊太郎さんの訃報が届い... 2024.11.22 伊藤一彦