久永草太 No.102/2024年4月11日【拒】 拒み難く抗い難く桜花散るなら咲いたのは無駄ですか 拒み難く抗い難く桜花散るなら咲いたのは無駄ですか 例年より遅かった桜の花も、雨風にさらされてず... 2024.04.11 久永草太
伊藤一彦 No.101/2024年4月10日【操】 操られることを拒んで男言ふ「自分の手は血塗られてゐます」 操られることを拒んで男言ふ「自分の手は血塗られてゐます」 オッペンハイマーの伝記映画をあつこさ... 2024.04.10 伊藤一彦
乃上あつこ No.100/2024年4月9日【誰】 冷酷な操り人形師の手つき見入る誰もが糸でつながれ 冷酷な操り人形師の手つき見入る誰もが糸でつながれ 間接的であればあるほど人は無意識で残酷になる... 2024.04.09 乃上あつこ
久永草太 No.99/2024年4月8日【鬼ごっこ】 いま誰が鬼かわからぬ鬼ごっこ走り疲れて停戦は来ず いま誰が鬼かわからぬ鬼ごっこ走り疲れて停戦は来ず ガザ開戦から半年が経った。パレスチナ問題を何... 2024.04.08 久永草太
俵万智 No.98/2024年4月7日【泥つき】 校庭に鬼ごっこする子どもらは声あげ走る泥つきの声 校庭に鬼ごっこする子どもらは声あげ走る泥つきの声 春、小学校の近くを通ると、元気な子どもたちの... 2024.04.07 俵万智
乃上あつこ No.97/2024年4月6日【眠・水】 泥つきの牛蒡の眠りを覚ますごと水かけ、洗い、皮をこそげる 泥つきの牛蒡の眠りを覚ますごと水かけ、洗い、皮をこそげる 私は春といえば、孟浩然の「春暁」や杜... 2024.04.06 乃上あつこ
久永草太 No.96/2024年4月5日【うすあお】 うすあおく暮れゆく家をいとしみて水中都市のような眠たさ うすあおく暮れゆく家をいとしみて水中都市のような眠たさ 伊藤先生は春の空で中村草田男を思い出し... 2024.04.05 久永草太
伊藤一彦 No.95/2024年4月4日【幅・春】 全幅の信頼せよと春のそら 絶望知らぬうすあを優し 全幅の信頼せよと春のそら 絶望知らぬうすあを優し 春の空は、夏とも秋とも冬のそれともちがう。一... 2024.04.04 伊藤一彦
乃上あつこ No.94/2024年4月3日【風・一】 草庵を吹きぬける風 一匹のねこの幅にて春を告げをり くじらさん お誕生日特別企画! 4月2日、久永草太の誕生日をお祝いして、「前の歌」と「久永草太」の文字列から一語ずつ摘... 2024.04.03 乃上あつこ
久永草太 No.93/2024年4月2日【呼ぶ】 一戸建て、すきま風つき、呼び鈴は壊れて久しいけれど上がって くじらさん お誕生日特別企画! 4月2日、久永草太の誕生日をお祝いして、「前の歌」と「久永草太」の文字列から一語ずつ摘... 2024.04.02 久永草太