乃上あつこ No.41/2024年2月10日【耳】 耳たぶのように隠さず堂々とraison d’être(レゾンデートル)ここにいさせて 耳たぶのように隠さず堂々とraison d'êtreレゾンデートルここにいさせて 耳たぶは顔の... 2024.02.10 乃上あつこ
久永草太 No.40/2024年2月9日【心音】 聴くことは耳の特権ではなくて心音にほら手を当ててみて 聴くことは耳の特権ではなくて心音にほら手を当ててみて 心雑音はLevine分類といって、進行具... 2024.02.09 久永草太
伊藤一彦 No.39/2024年2月8日【嬰兒】 ころされし嬰児あまたの心音をガザの御空の寒星伝ふ ころされし嬰児あまたの心音をガザの御空の寒星伝ふ さすが「玲瓏」のあつこさんだ。「五月来る硝子... 2024.02.08 伊藤一彦
乃上あつこ No.38/2024年2月7日【話】 度数高き会話に呼ばれ騒立ちぬ五月の嬰兒、霜月のピアノ 度数高き会話に呼ばれ騒立ちぬ五月の嬰兒、霜月のピアノ さすが宮崎。アルコールも短歌も度数が高い... 2024.02.07 乃上あつこ
久永草太 No.37/2024年2月6日【身】 スコッチのように記憶は香り出す元船乗りの身の上話 スコッチのように記憶は香り出す元船乗りの身の上話 宮崎、若草通りからちょっと外れたジャズバー「... 2024.02.06 久永草太
伊藤一彦 No.36/2024年2月5日【鬼】 鬼よりも恐ろしきを身にかくまひて人は花見る明日なき花を 鬼よりも恐ろしきを身にかくまひて人は花見る明日なき花を 鬼を苦しめ滅ぼしたのは人間である。馬場... 2024.02.05 伊藤一彦
乃上あつこ No.35/2024年2月4日【鬼・子】 鬼の子をわが胸のうちに匿えば荒ぶるも良し春のはじめは 鬼の子をわが胸のうちに匿えば荒ぶるも良し春のはじめは 今日は立春。昨日行われた豆まきで、外に追... 2024.02.04 乃上あつこ
久永草太 No.34/2024年2月3日【如是我聞】 是くの如く我は聞きけり鬼は外、福も外って子どもの声で 是くの如く我は聞きけり鬼は外、福も外って子どもの声で 節分である。以前アルバイトしていた幼稚園... 2024.02.03 久永草太
伊藤一彦 No.33/2024年2月2日【如】 はるけしよ如是我聞の世 かはらずに冬銀河照る下に立てれど はるけしよ如是我聞の世 かはらずに冬銀河照る下に立てれど あつこさんの歌、なるほど。裕子さんの... 2024.02.02 伊藤一彦
乃上あつこ No.32/2024年2月1日【式】 うたびとが春を連れ来る如月の式場の上の空の空色 うたびとが春を連れ来る如月の式場の上の空の空色 今日は永田紅さんの若山牧水賞授賞式。歌集『いま... 2024.02.01 乃上あつこ