2024-01

おしらせ

いちごつみ1月の短歌のふりかえり

あっという間に1月が過ぎ去ってしまいました。ここらで一息、三人それぞれ印象に残っている歌を挙げつつ、今月の31首を振り...
伊藤一彦

No.31/2024年1月31日【熱】 授賞式より祝賀会より二次会が熱気まさらむ顔紅(こう)にして

授賞式より祝賀会より二次会が熱気まさらむ顔紅こうにして 明日は宮崎市で第二十八回若山牧水賞授章...
久永草太

No.30/2024年1月30日【触れ】 思い出は大変お熱くなっており危険です手を触れないように

思い出は大変お熱くなっており危険です手を触れないように 「思い出補正」というネット発の言葉があ...
乃上あつこ

No.29/2024年1月29日【衣・誰】 水流を衣のようにまとわせて誰も触れえぬ女の膚(はだえ)

水流を衣のようにまとわせて誰も触れえぬ女の膚はだえ 伊藤先生の歌の「襯衣」は、中国語(簡体字)...
伊藤一彦

No.28/2024年1月28日【シャツ】 寒き夜に「襯衣(シャツ)」の「襯(しん)」の字書きてをり誰の身を温めむとするか

寒き夜に「襯衣シャツ」の「襯しん」の字書きてをり誰の身を温めむとするか 草太さんの歌から高野公...
久永草太

No.27/2024年1月27日【舞】 踊り子の身体疲れて眠るごと物干し竿からシャツ舞い落ちる

踊り子の身体疲れて眠るごと物干し竿からシャツ舞い落ちる 一昨日の短文で紹介されていた松浦寿輝氏...
乃上あつこ

No.26/2024年1月26日【無】 「無」は袖を翻し舞う人と知り虚無はむなしき雨乞いの舞

「無」は袖を翻し舞う人と知り虚無はむなしき雨乞いの舞 「無」という漢字は、意味の割になんだか騒...
伊藤一彦

No.25/2024年1月25日【さんさん】 黄のかくす真白なる身を無となししわかものを視よ惨々たるを

黄のかくす真白なる身を無となししわかものを視よ惨々たるを たかが晩白柚、されど晩白柚。さすが草...
久永草太

No.24/2024年1月24日【さらば】 恒星の寿命もいつか尽き果てるさらば燦々たる晩白柚

恒星の寿命もいつか尽き果てるさらば燦々たる晩白柚 このあいだ職場で晩白柚をもらった。大きくて明...
乃上あつこ

No.23/2024年1月23日【口】 いざさらばさらば、で終わる「海の声」牧水は髪を口を吸うひと

いざさらばさらば、で終わる「海の声」牧水は髪を口を吸うひと 恋の動詞は「抱く」の他、「噛む」も...
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