伊藤一彦

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No.291/2024年10月17日【回転】 白か黒か唾とばしつつあらそふは回転焼のあんこの話

白か黒か唾とばしつつあらそふは回転焼のあんこの話 乃上さんの「今川焼」の文章、おいしくておもし...
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No.288/2024年10月14日【万】 万物(よろづのもの)流せる川よ七夕竹投げ精霊舟流しし川よ

万物よろづのもの流せる川よ七夕竹投げ精霊舟流しし川よ 吉川さんの花火大会の歌から、私は宮崎市の...
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No.285/2024年10月11日【はふはふ】 「はふはふ」と「ばぶばぶ」とまた「ぱぷぱぷ」とハ行は楽しことに半濁は

「はふはふ」と「ばぶばぶ」とまた「ぱぷぱぷ」とハ行は楽しことに半濁は 五十音図の横の並びの「カ...
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No.282/2024年10月8日【返り血】 べつとりと返り血つきしあれはいつ あれより敵は友となりたり

べつとりと返り血つきしあれはいつ あれより敵は友となりたり 今はおだやかそうな高齢者の私だが、...
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No.279/2024年10月5日【泣く】 悲しみは泣かず喜びに泣く友と行かば根国も明るからむよ

悲しみは泣かず喜びに泣く友と行かば根国も明るからむよ あつこさんの歌、心理について興味深い。心...
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No.276/2024年10月2日【つつむ】 ゆふぞらの茜のセロファンはかなきにつつまれてゐる死者の夢かな

ゆふぞらの茜のセロファンはかなきにつつまれてゐる死者の夢かな 81歳の私に同年代の友人や知人の...
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No.274/2024年9月30日【浪】 静かさが不穏のしるし浪たてぬ水面の底になじかローレライ

静かさが不穏のしるし浪たてぬ水面の底になじかローレライ 大森さん、三人の名前入りの歌、ありがと...
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No.271/2024年9月27日【ガバリ】 更けるほどガバリ抱きたい秋の夜 灯台白く近づいてくる

更けるほどガバリ抱きたい秋の夜 灯台白く近づいてくる 草太さんの「ガバリ」の一語を摘んだ。「ガ...
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No.268/2024年9月24日【犬】 「新しき村」に一人暮せる省吾さん犬を飼ひをり「いぬ」と名づけて

「新しき村」に一人暮せる省吾さん犬を飼ひをり「いぬ」と名づけて 武者小路実篤が大正七年に宮崎県...
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No.265/2024年9月21日【塩】 うつくしき塩の柱のロトの妻こころに棲ますわが妻として

うつくしき塩の柱のロトの妻こころに棲ますわが妻として ソドムの町から逃げるときに「振りかえるな...
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