伊藤一彦

鈴鳴らし天馬の駆けし尾鈴の山そらは秋なり万年まへの 乃上さんのうた、結句の「夜の木肌」の語が印...

かなしみのあつき人なれ木立出て野の八月の陽ひに身を灼く 牧水の誕生日の前日の8月23日に宮崎大...

藻にからむ海のいのちは藻とともに揺れながら藻を助け助けらる モニカさんの誕生日にちなんだ乃上さ...

日に三度ひとは飯食ひ何の花咲かすや　鼻をつまみ考ふ 佐藤さん、沖縄の向日葵はさすがですね。甲子...

輪郭の見えぬ青春　とりどりの言葉を彫ゑりて火の粉をとばす 去る９日と１０日は、第１５回牧水・短...

かはいいと女も男も言つてしまふ吉田類の人と酒なり 牧水生誕140年の今年、宮崎の地元の民放が特...

トランプは龍にも虎にも従はずまして民には　切れトランプを 今日8月6日は日本人にとって、いや世...

特上のワインの減りが一人なのに速い　透明人間がゐる おいしいワインだとぐいぐい飲んでしまう。ボ...

炎熱の庭を黒蝶まひわたるわつしよいわつしよいと言はず 暑い毎日である。以前は南のほうが気温が高...