乃上あつこ No.359/2024年12月24日【溝】 夜の溝に噴く火のごとく眺めやる苺の一顆ケーキの上の 夜の溝に噴く火のごとく眺めやる苺の一顆ケーキの上の 生クリームの上の苺は、ケーキに華やぎを与え... 2024.12.24 乃上あつこ
久永草太 No.358/2024年12月23日【みずみずし】 野菜室海溝深度一〇〇〇!隊長!みずみずしくないレタスであります! 野菜室海溝深度一〇〇〇!隊長!みずみずしくないレタスであります! 伊藤先生のタレスの歌を、一読... 2024.12.23 久永草太
伊藤一彦 No.357/2024年12月22日【天】 みづみづしき天の体のむねはどこほとはどこぞとあふげるタレス みづみづしき天の体のむねはどこほとはどこぞとあふげるタレス タレスと言えば、西洋哲学の祖であり... 2024.12.22 伊藤一彦
乃上あつこ No.356/2024年12月21日【天】 day and night きみを想えばnight and day天体観測の遠さにいる day and night きみを想えばnight and day天体観測の遠さにいる 今日は... 2024.12.21 乃上あつこ
久永草太 No.355/2024年12月20日【鳴く】 天敵のごとくに我を見つけては鳴くヒヨドリをとっては食わず 天敵のごとくに我を見つけては鳴くヒヨドリをとっては食わず 鹿は病院には来ないので山で見かけるば... 2024.12.20 久永草太
伊藤一彦 No.354/2024年12月19日【鹿】 夜深きにきいんきいんと鳴く鹿の声よかなしも雌雄とふいのち 夜深きにきいんきいんと鳴く鹿の声よかなしも雌雄とふいのち 鹿の声は『万葉集』に詠まれ、その伝統... 2024.12.19 伊藤一彦
乃上あつこ No.353/2024年12月18日【花・月】 花札をおしえてもらう これは月、これは鹿って寄り添いあって 花札をおしえてもらう これは月、これは鹿って寄り添いあって 花札がわからなかったので、夫に聞い... 2024.12.18 乃上あつこ
久永草太 No.352/2024年12月17日【こいこい】 花見酒呑み足らざれば月見酒乞いてこいこいしてしまいたり 花見酒呑み足らざれば月見酒乞いてこいこいしてしまいたり そして負けた。花札の話である。花見酒の... 2024.12.17 久永草太
伊藤一彦 No.351/2024年12月16日【カレーの香】 カレーの香キリンの黄いろ草くしやくしや毛のけむけむに恋よ来い来い カレーの香キリンの黄いろ草くしやくしや毛のけむけむに恋よ来い来い 乃上さんの歌も文章もおもしろ... 2024.12.16 伊藤一彦
乃上あつこ No.350/2024年12月15日【螺旋】 カレーの香 家族を抱きしめるごとく描く螺旋の冬の夕暮れ カレーの香 家族を抱きしめるごとく描く螺旋の冬の夕暮れ 「カラスの群れ」と「カレーライス」って... 2024.12.15 乃上あつこ