今日の短歌

伊藤一彦

No.442/2025年3月17日【胸に】 それぞれが胸に秘めもつ色のよしたとへばはるかなる虹の色

それぞれが胸に秘めもつ色のよしたとへばはるかなる虹の色 空にかかる美しい虹が虫偏の漢字なのを、...
小島ゆかり

No.441/2025年3月16日【まと】 青のそら胸にひろがり明日ゆく日向の旅の荷がまとまらず

青のそら胸にひろがり明日ゆく日向の旅の荷がまとまらず あるときは、セーターを着て行ったら宮崎の...
乃上あつこ

No.440/2025年3月15日【持】 シュレッダー五袋分の十年をまとめて経理の持田さん去る

シュレッダー五袋分の十年をまとめて経理の持田さん去る 3月は去る人が多い。同じ事業部で働いた持...
伊藤一彦

No.439/2025年3月14日【いちいち】 ダレヤミをまさかいちいちとは思ふまい要はこころの持ち方しだい

ダレヤミをまさかいちいちとは思ふまい要はこころの持ち方しだい 宮崎弁でダレヤミは晩酌を意味する...
久永草太

No.438/2025年3月13日【いちいち】 風呂、炊事、歯磨きいちいち面倒ないちいち達が織りなす日々は

風呂、炊事、歯磨きいちいち面倒ないちいち達が織りなす日々は ありきたりな言い方をすれば、毎日同...
乃上あつこ

No.437/2025年3月12日【年】 この春もサンテンイチイチ巡りきて年ごと増えるいちごの品種

この春もサンテンイチイチ巡りきて年ごと増えるいちごの品種 「東日本大震災がきっかけでTwitt...
伊藤一彦

No.436/2025年3月11日【つゆも】 十三年半かけつゆもとりだせぬデブリ一体どうなる廃炉

十三年半かけつゆもとりだせぬデブリ一体どうなる廃炉 東日本大震災から一四年である。東電福島第一...
久永草太

No.435/2025年3月10日【鶺鴒】 人間の増減つゆも関知せず尻尾ふりふり背黒鶺鴒(セグロセキレイ)

人間の増減つゆも関知せず尻尾ふりふり背黒鶺鴒セグロセキレイ セキレイの類は「恋教え鳥」などの別...
小島ゆかり

No.434/2025年3月9日【ここ】 ここ過(よ)ぎる鶺鴒そこにゐる雀いまあそこから飛び立つ鴉

ここ過よぎる鶺鴒そこにゐる雀いまあそこから飛び立つ鴉 つめたい小雨が降ったかと思うと、急に陽が...
伊藤一彦

No.433/2025年3月8日【おしろい】 ひさかたの空のたまもののおしろいに山も樹も白し此処は老神(おいがみ)

ひさかたの空のたまもののおしろいに山も樹も白し此処は老神おいがみ みなかみ町の「若山牧水みなか...
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