久永草太 No.49/2024年2月18日【黄雲】 黄雲を飲み乾せばすみわたる空 夕日がビールに似てるのはなぜ 黄雲を飲み乾せばすみわたる空 夕日がビールに似てるのはなぜ 特に最近は自分が使わない一語、知ら... 2024.02.18 久永草太
伊藤一彦 No.48/2024年2月17日【みず】 黄雲のたなびく方へむかひゆく一本道に人影をみず 黄雲のたなびく方へむかひゆく一本道に人影をみず あつこさんが子どもの時の学校時代はそうだったの... 2024.02.17 伊藤一彦
乃上あつこ No.47/2024年2月16日【教室】 教室は深いみずうみ 門番に靴をあずけて舟にゆられる 教室は深いみずうみ 門番に靴をあずけて舟にゆられる あまり意思のない子どもだった。休まず学校に... 2024.02.16 乃上あつこ
久永草太 No.46/2024年2月15日【むらぎもの】 二月十四日は去りきむらぎもの心ばかりの教室だった 二月十四日は去りきむらぎもの心ばかりの教室だった 義理チョコや友チョコが普及してきた時期だった... 2024.02.15 久永草太
伊藤一彦 No.45/2024年2月14日【透・牙】 むらぎもの火矢放つなり透きとほる空のむかうの君の牙城に むらぎもの火矢放つなり透きとほる空のむかうの君の牙城に 若い二人の恋歌に刺激された。まして今日... 2024.02.14 伊藤一彦
乃上あつこ No.44/2024年2月13日【くちづけ】 透明なくちづけだった 雪と羽根の違いは二月のかもめにきいて 透明なくちづけだった 雪と羽根の違いは二月のかもめにきいて くちづけに重い軽いのあることは皆さ... 2024.02.13 乃上あつこ
久永草太 No.43/2024年2月12日【鰐】 鰐の牙持つ君ならばわたくしを殺してくれよあのくちづけで 鰐の牙持つ君ならばわたくしを殺してくれよあのくちづけで 彦火火出見尊(ヒコホホデミノミコト)が... 2024.02.12 久永草太
伊藤一彦 No.42/2024年2月11日【隠さず】 隠さずに見てほしかったの鰐の私 さよならヒコホホデミノミコトよ 隠さずに見てほしかったの鰐の私 さよならヒコホホデミノミコトよ 豊玉姫曰く「見るなとあなたに一... 2024.02.11 伊藤一彦
乃上あつこ No.41/2024年2月10日【耳】 耳たぶのように隠さず堂々とraison d’être(レゾンデートル)ここにいさせて 耳たぶのように隠さず堂々とraison d'êtreレゾンデートルここにいさせて 耳たぶは顔の... 2024.02.10 乃上あつこ
久永草太 No.40/2024年2月9日【心音】 聴くことは耳の特権ではなくて心音にほら手を当ててみて 聴くことは耳の特権ではなくて心音にほら手を当ててみて 心雑音はLevine分類といって、進行具... 2024.02.09 久永草太