今日の短歌

乃上あつこ

No.201/2024年7月19日【流】 誤差ほどの微差の重なる運命の川の流れに飛び交う蛍

誤差ほどの微差の重なる運命の川の流れに飛び交う蛍 葉室麟の小説『川あかり』の登場人物は、みな個...
伊藤一彦

No.200/2024年7月18日【わたし】 がうがうと流るる河に橋のなく渡し守をらぬ岸に立つ生(よ)か

がうがうと流るる河に橋のなく渡し守をらぬ岸に立つ生よか 西日本は梅雨末期の豪雨に襲われていると...
久永草太

No.199/2024年7月17日【モノマネ】 玉ねぎの縦真っ二つ幾重にもわたしはわたしのモノマネである

玉ねぎの縦真っ二つ幾重にもわたしはわたしのモノマネである 音楽の話題が続いている。高校の頃聞い...
乃上あつこ

No.198/2024年7月16日【プレスリー】 プレスリーの袖のフリンジ揺れる夜 ラブミーテンダー、これはモノマネ

プレスリーの袖のフリンジ揺れる夜 ラブミーテンダー、これはモノマネ プレスリーといえば、白いフ...
伊藤一彦

No.197/2024年7月15日【感情】 プレスリー、ポール・アンカにニール・セダカ感情を立て聴ききサッチモも

プレスリー、ポール・アンカにニール・セダカ感情を立て聴ききサッチモも ろかさんが、電車のなかで...
福山ろか

No.196/2024年7月14日【感情】 地下鉄に目をつむりつつ感情は音楽の立体感のなか

地下鉄に目をつむりつつ感情は音楽の立体感のなか 電車での移動中、よく音楽を聞いている。無心にな...
乃上あつこ

No.195/2024年7月13日【殴】 殴るほど感情の蓋が砕かれて見知らぬわたしをわたしが撫でる

殴るほど感情の蓋が砕かれて見知らぬわたしをわたしが撫でる サンドバッグにひたすらパンチしている...
伊藤一彦

No.194/2024年7月12日【殴】 殴(う)ち合ふは友情のしるし青春のあかし されど我殴ち合はざりき

殴うち合ふは友情のしるし青春のあかし されど我殴ち合はざりき 自分の意見が絶対に正しいと思えば...
久永草太

No.193/2024年7月11日【混じ】 殴んなら殴れよただし混じり気のない君なりの言葉でこいよ

殴んなら殴れよただし混じり気のない君なりの言葉でこいよ 基本的に悪口というのは既存の言い回しが...
乃上あつこ

No.192/2024年7月10日【うつつ】 砂浜の砂に無数の細き蟹 夢はうつつの中に混じれる

砂浜の砂に無数の細き蟹 夢はうつつの中に混じれる 先週、早朝に函館の大森浜を散歩した。砂浜にた...
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