久永草太 No.211/2024年7月29日【グリル】 魚焼きグリルの窓をいつの日かされる火葬を覗いてしまう 魚焼きグリルの窓をいつの日かされる火葬を覗いてしまう 鯵がじうじう焼けてきていい匂いがする。僕... 2024.07.29 久永草太今日の短歌
福山ろか No.210/2024年7月28日【三】 三人でグリルの炭を囲みつつここからは藤棚が見えている 三人でグリルの炭を囲みつつここからは藤棚が見えている 暑すぎる。とりあえず「暑すぎる」って言っ... 2024.07.28 福山ろか
伊藤一彦 No.209/2024年7月27日【津田梅子】 津田梅子の五千円とまれ柴三郎の千円は彼らしくて爽やか 津田梅子の五千円とまれ柴三郎の千円は彼らしくて爽やか 知人の紹介で、相澤好治著『北里柴三郎と高木兼寛』... 2024.07.27 伊藤一彦
久永草太 No.208/2024年7月26日【辺境】 辺境の小さな動物病院のレジへようこそ津田梅子さん 辺境の小さな動物病院のレジへようこそ津田梅子さん 7月3日に新札が発行されて三週間、北里柴三郎... 2024.07.26 久永草太
乃上あつこ No.207/2024年7月25日【指・声】 指さきは辺境として漂えるわたしの声のささやくところ 指さきは辺境として漂えるわたしの声のささやくところ 指先はとても目につきやすい。手のひらから伸... 2024.07.25 乃上あつこ
伊藤一彦 No.206/2024年7月24日【指】 透きとほるほどの白き指ものいはばいかなる声か聞きたしわれは 透きとほるほどの白き指ものいはばいかなる声か聞きたしわれは 指の歌といえば、塚本邦雄の「晴天に... 2024.07.24 伊藤一彦
久永草太 No.205/2024年7月23日【ひとさし指】 麦茶飲む間は栞をやっていたそれがひとさし指に戻りぬ 麦茶飲む間は栞をやっていたそれがひとさし指に戻りぬ 指五本のうち、役割で名をつけられているのが... 2024.07.23 久永草太
乃上あつこ No.204/2024年7月22日【白】 白黒の三十二鍵をいとしみてひとさし指でひくトイピアノ 白黒の三十二鍵をいとしみてひとさし指でひくトイピアノ 草太さん、ろかさんからのモノクロシリーズ... 2024.07.22 乃上あつこ
福山ろか No.203/2024年7月21日【しろ】 暗闇のもとにめくればどの本も真白きことを誰に告ぐべき 暗闇のもとにめくればどの本も真白きことを誰に告ぐべき 眠れない夜には、普通に眠くないときと脳が... 2024.07.21 福山ろか
久永草太 No.202/2024年7月20日【誤差】 その猫を「しろくろ」と呼ぶじいちゃんと「さんぼんあし」と呼ぶ我の誤差 その猫を「しろくろ」と呼ぶじいちゃんと「さんぼんあし」と呼ぶ我の誤差 祖父(伊藤一彦ではなく、... 2024.07.20 久永草太