乃上あつこ No.251/2024年9月7日【秋】 水が水の薄皮剥いで落ちる朝 秋の光はこまかく揺れて 水が水の薄皮剥いで落ちる朝 秋の光はこまかく揺れて やっと涼しくなってきた。快適な温度にまで下... 2024.09.07 乃上あつこ
伊藤一彦 No.250/2024年9月6日【舌】 舌ごころ見抜かれゐたるあやふさに動悸するかな初秋(はつあき)の夜 短歌舌ごころ見抜かれゐたるあやふさに動悸するかな初秋はつあきの夜 この数年、宮崎県は台風も来ず... 2024.09.06 伊藤一彦
久永草太 No.249/2024年9月5日【背】 猫舌で猫背ながらも人間をやっておりますハマチください 猫舌で猫背ながらも人間をやっておりますハマチください 寿司を食べたい欲求が先週から高まってきて... 2024.09.05 久永草太
乃上あつこ No.248/2024年9月4日【筑紫】 筑紫次郎 流れる川の君の背に手紙のような秋の陽がさす 筑紫次郎 流れる川の君の背に手紙のような秋の陽がさす 筑後川は筑紫次郎の異名を持つ。それゆえ男... 2024.09.04 乃上あつこ
伊藤一彦 No.247/2024年9月3日【尽くし】 尽くしくれし筑紫(つくし)のをみな歌ひたる水城の旅人はるけしや、否 尽くしくれし筑紫つくしのをみな歌ひたる水城の旅人はるけしや、否 9月1日の太宰府市での「筑紫歌... 2024.09.03 伊藤一彦
久永草太 No.246/2024年9月2日【痩せ】 吸い尽くす野菜ジュースの紙パック痩せてゆくとき身体はしずか 吸い尽くす野菜ジュースの紙パック痩せてゆくとき身体はしずか なんだか最近人に会うたびに「痩せた... 2024.09.02 久永草太
大森静佳 No.245/2024年9月1日【ばかり】 思い出の痩せやすき夏ばかり来て釜揚げしらすの味が平たい 思い出の痩せやすき夏ばかり来て釜揚げしらすの味が平たい 台風サンサンに翻弄された1週間でしたね... 2024.09.01 大森静佳
久永草太 No.244/2024年8月31日【雲】 積雲の膨張見たり男性にばかり筋肉は分配されて 積雲の膨張見たり男性にばかり筋肉は分配されて 雲の図鑑を買って以来、雲を見るのが面白くて仕方が... 2024.08.31 久永草太
伊藤一彦 No.243/2024年8月30日【いにしへ・肌】 いにしへもいまも肌ごころ鋭きは白秋 ビートしてゐる雲も いにしへもいまも肌ごころ鋭きは白秋 ビートしてゐる雲も 8月も明日まで。朱夏から白秋へ。まだま... 2024.08.30 伊藤一彦
乃上あつこ No.242/2024年8月29日【あつ】 古(いにしえ)の悲歌が聞こえるまだあつき素焼きの肌に耳をすませば 古いにしえの悲歌が聞こえるまだあつき素焼きの肌に耳をすませば お誕生日の歌とメッセージ、ありが... 2024.08.29 乃上あつこ