今日の短歌

今日の短歌

No.280/2024年10月6日【根国】 根の国へ闇をくだりしスサノオは母に会いしか火を生みし母に

根の国へ闇をくだりしスサノオは母に会いしか火を生みし母に  伊藤一彦さんの歌の「根国」とは、『...
伊藤一彦

No.279/2024年10月5日【泣く】 悲しみは泣かず喜びに泣く友と行かば根国も明るからむよ

悲しみは泣かず喜びに泣く友と行かば根国も明るからむよ あつこさんの歌、心理について興味深い。心...
乃上あつこ

No.278/2024年10月4日【始め】 泣きたいと思う日に限って先に泣く人の話を聞き始め、秋

泣きたいと思う日に限って先に泣く人の話を聞き始め、秋 セロファンテープの始まりがどこかわからな...
久永草太

No.277/2024年10月3日【セロファン】 じいちゃんの鼻歌みたい始まりがどこかわからんセロファンテープ

じいちゃんの鼻歌みたい始まりがどこかわからんセロファンテープ 生まれ育った時代が違うので、当然...
伊藤一彦

No.276/2024年10月2日【つつむ】 ゆふぞらの茜のセロファンはかなきにつつまれてゐる死者の夢かな

ゆふぞらの茜のセロファンはかなきにつつまれてゐる死者の夢かな 81歳の私に同年代の友人や知人の...
乃上あつこ

No.275/2024年10月1日【ローレライ・底】 ローレライの歌声深く包む夜(よ)の夢の底にてきみの手を引く

ローレライの歌声深く包む夜よの夢の底にてきみの手を引く 昨日の伊藤先生の歌の結句「なじかローレ...
伊藤一彦

No.274/2024年9月30日【浪】 静かさが不穏のしるし浪たてぬ水面の底になじかローレライ

静かさが不穏のしるし浪たてぬ水面の底になじかローレライ 大森さん、三人の名前入りの歌、ありがと...
大森静佳

No.273/2024年9月29日【陸地】 わたしという陸地を放浪してほしい一行の詩よ草をあつめて

わたしという陸地を放浪してほしい一行の詩よ草をあつめて 西東三鬼の句「水枕ガバリと寒い海がある...
乃上あつこ

No.272/2024年9月28日【灯台・白】 灯台は白きまち針 こんなにも言葉が埋まる陸地の先の

灯台は白きまち針 こんなにも言葉が埋まる陸地の先の 灯台にたどり着くと、頭の中で巡っている思考...
伊藤一彦

No.271/2024年9月27日【ガバリ】 更けるほどガバリ抱きたい秋の夜 灯台白く近づいてくる

更けるほどガバリ抱きたい秋の夜 灯台白く近づいてくる 草太さんの「ガバリ」の一語を摘んだ。「ガ...
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