乃上あつこ No.290/2024年10月16日【あまた】 甘太郎食みつつ歩む参道で今川、大判、回転の名を 甘太郎食みつつ歩む参道で今川、大判、回転の名を あの丸くてあんこが入っている温かい和菓子を、何... 2024.10.16 乃上あつこ
久永草太 No.289/2024年10月15日【精霊】 精霊蜻蛉(しょろとんぼ)あまた浮かせて秋風は弔いながらふいてゆく風 精霊蜻蛉しょろとんぼあまた浮かせて秋風は弔いながらふいてゆく風 お盆の頃に増えてくることから、... 2024.10.15 久永草太
伊藤一彦 No.288/2024年10月14日【万】 万物(よろづのもの)流せる川よ七夕竹投げ精霊舟流しし川よ 万物よろづのもの流せる川よ七夕竹投げ精霊舟流しし川よ 吉川さんの花火大会の歌から、私は宮崎市の... 2024.10.14 伊藤一彦
吉川宏志 No.287/2024年10月13日【琵琶湖】 轟ける万の花火を映し終え琵琶湖は暗き水面(みなも)に戻る 轟ける万の花火を映し終え琵琶湖は暗き水面みなもに戻る びわ湖大花火大会は、子どもが幼いころ、一... 2024.10.13 吉川宏志
久永草太 No.286/2024年10月12日【半濁】 旅行きは半濁音の明るさでぱたぱた琵琶湖疏水を歩く 旅行きは半濁音の明るさでぱたぱた琵琶湖疏水を歩く 今日午後は心の花京都歌会の300回記念歌会に... 2024.10.12 久永草太
伊藤一彦 No.285/2024年10月11日【はふはふ】 「はふはふ」と「ばぶばぶ」とまた「ぱぷぱぷ」とハ行は楽しことに半濁は 「はふはふ」と「ばぶばぶ」とまた「ぱぷぱぷ」とハ行は楽しことに半濁は 五十音図の横の並びの「カ... 2024.10.11 伊藤一彦
乃上あつこ No.284/2024年10月10日【敵】 季節にも敵味方ありはふはふと肉まん二十円の値上がり 季節にも敵味方ありはふはふと肉まん二十円の値上がり 「味方」という言葉も不思議で調べてみた。や... 2024.10.10 乃上あつこ
久永草太 No.283/2024年10月9日【敵】 素敵とう言葉の中に敵がいてひと褒めるとき法螺貝を吹く 素敵とう言葉の中に敵がいてひと褒めるとき法螺貝を吹く 「素敵」というのは当て字だそうで、「敵」... 2024.10.09 久永草太
伊藤一彦 No.282/2024年10月8日【返り血】 べつとりと返り血つきしあれはいつ あれより敵は友となりたり べつとりと返り血つきしあれはいつ あれより敵は友となりたり 今はおだやかそうな高齢者の私だが、... 2024.10.08 伊藤一彦
乃上あつこ No.281/2024年10月7日【火】 返り血を浴びたるような心地して夕陽の中にほどく火のいろ 返り血を浴びたるような心地して夕陽の中にほどく火のいろ 『古事記』の中の矛盾は、編纂の瑕疵では... 2024.10.07 乃上あつこ