今日の短歌

伊藤一彦

No.481/2025年4月25日【乗り合はせ・ロケット】 老若の乗り合はせゐるロケットに見えざる歌の鬼ひそみをり

老若の乗り合はせゐるロケットに見えざる歌の鬼ひそみをり 山下さん。乃上さん、久永さん、それに私...
乃上あつこ

No.480/2025年4月24日【打】 乗り合わせたエレベーターは宇宙へと打ち上げられるロケットでした

乗り合わせたエレベーターは宇宙へと打ち上げられるロケットでした 久永さんの快進撃が止まりません...
久永草太

No.479/2025年4月23日【放】 ホームラン打っても球は落ちるけど、落ちるから放物線きれい

ホームラン打っても球は落ちるけど、落ちるから放物線きれい 週末に発表があり『命の部首』が現代歌...
伊藤一彦

No.478/2025年4月22日【砲台・喉・弾】 砲台に喉をたとへる人の言(こと)放たれゆかば弾(たま)熱からむ

砲台に喉をたとへる人の言こと放たれゆかば弾たま熱からむ 乃上さんの「喉という砲台」の比喩に度肝...
乃上あつこ

No.477/2025年4月21日【ひとり・濡】 喉という砲台に舌ひとつ乗せひとり抱える濡れた弾薬

喉という砲台に舌ひとつ乗せひとり抱える濡れた弾薬 何か理不尽なことを言われる機会は、昨今かなり...
山下翔

No.476/2025年4月20日【七】 七味振つてひとりの蕎麦を啜るとき眼を濡らしたりかへらぬ人へ

七味振つてひとりの蕎麦を啜るとき眼を濡らしたりかへらぬ人へ 亡羊さんがなくなった。『温泉』の頃...
伊藤一彦

No.475/2025年4月19日【七】 七匹の、いや七頭の羊追ひとらへたる人そらにゆきたり

七匹の、いや七頭の羊追ひとらへたる人そらにゆきたり 去る十一日に亡くなった奥田亡羊さんの思い出...
乃上あつこ

No.474/2025年4月18日【木霊す】 また来るね、じゃあね、あしたね病窓に虹が木霊す七つのいろで

また来るね、じゃあね、あしたね病窓に虹が木霊す七つのいろで 変な天気の日だった。強風が吹き、曇...
久永草太

No.473/2025年4月17日【啄木】 啄木鳥(きつつき)になってつつけばやわらかく木霊する人亡くして静か

啄木鳥きつつきになってつつけばやわらかく木霊する人亡くして静か 奥田亡羊さんの訃報が届いた。心...
伊藤一彦

No.472/2025年4月16日【アク】 アク強き啄木なれど牧水とゐるとき純のわかものなりき

アク強き啄木なれど牧水とゐるとき純のわかものなりき この前の4月13日は石川啄木の命日だった。...
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